「砂糖の摂り過ぎ」
チェック!
暑さが増すにつれて、アイスクリームやかき氷、冷たいジュースなど、知らず知らずのうちに甘いものばかりを口にしている、なんてことはありませんか?今回は水分補給についてのお話、第3回目。前回の続編、砂糖を摂り過ぎることによる悪影響についてくわしく話しますね。砂糖の摂り過ぎといえば、一番に思いつくものは「虫歯」です。
私も小学生のころは、飴玉が大好きで、口に入れたままお昼寝をしてしまい、親に怒られた記憶があります。もちろん、虫歯もありました。砂糖の摂り過ぎによる悪影響といえば虫歯だけと思いがちですが、それだけではありません。他にも糖の摂りすぎによる体への悪影響があります。
それを確かめるため、次の「心」と「体」のチェックリストをご用意しましたので最近、砂糖の摂りすぎが気になるという方は、ぜひチェックしてみて下さい。
- 心
- □日常的にだるい
□ボーっとしてやる気がない
□疲れやすい
□グズグズしている
□イライラしやすい
□落ち着きがない
□突然カッとなる
□急に騒ぎだす
- 体
- □肥満体型
□虫歯
□糖尿病(ペットボトル症候群)
□化膿(傷)が治りにくい
□筋肉を弱める
□骨密度低下
□近視
□集中力が続かない
いかがでしたか?
チェックリストの中から何か思い当たることがあれば、それは砂糖の摂り過ぎが原因の「骨密度低下」の可能性。実は砂糖には、別名「カルシウム泥棒」という別名があり、糖の摂り過ぎによって体内のカルシウムを奪ってしまうということなのです。その結果、骨がスカスカになってしまう恐れがあります。カルシウムは老若男女問わず、とても大切な栄養素。
とくに成長期の子供は骨が伸びる時期ですので、中身がスカスカでは怪我をしやすい原因にもつながります。
また、女性は妊娠や出産などによって体内のカルシウムの量も大きく減ってしまいますので、今のうちから健康で丈夫な骨を保つためにも、砂糖の摂り過ぎには十分に注意をしましょう。
管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る
さて次回は、「水分補給のタイミング」についてお話します。
お楽しみに!