秋の味覚「柿」にはキレイの秘密が詰まっている!を紹介。サプリメント・健康のお得な情報。カラダにキク「サプリ」

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秋の味覚「柿」には
キレイの秘密が詰まっている!

秋の味覚「柿」にはキレイの秘密が詰まっている!

秋を代表するフルーツの一つが柿。
最近では様々な種類が登場し、甘さや食感などの違いを楽しむことができるようになりました。
おいしいのはもちろんですが、柿は栄養面でも優秀な食材です。
今回はそんな柿に秘められたパワーについてご紹介します。

ヘルシーで美容の味方!

柿をはじめとして、フルーツ全般は甘味が強いため、カロリーが気になる……
という方も多いのではないでしょうか。

でも心配しないで!
柿は80%以上が水分で、エネルギーも100gあたりおよそ60kcalととてもヘルシーな食材。柿1個の重さは150~200gほどですので、カロリーは100kcal前後。毎日1〜2個食べても大丈夫なフルーツです。

この時期は空気が乾燥しがちで気温も下がるため「喉の渇き」を感じにくく、水分補給がおろそかになりがち。体内の水分が不足するとお肌の乾燥や免疫力低下にもつながりますし、それが引き金で風邪をひいてしまうことも。

こまめな水分補給は美容と健康の基本中の基本。
お水を飲むのが苦手という人は、水分が多く含まれているフルーツを食べることで、水分補給のサポートをしてくれますよ。
柿を上手に食べることで、忘れがちな水分補給もできれば一石二鳥。

秋の美容に欠かせない栄養素が
柿にはたくさん詰まっている!

柿に含まれる嬉しい美容成分は以下の3つですから、ぜひ覚えておきましょう。

1)カリウム
塩の構成成分の一つであるナトリウムは水を引き込む性質があります。そのため、塩分の摂りすぎはむくみの原因にもなりますが、このバランスをとってくれるのがカリウムです。ナトリウムとカリウムはシーソーのような関係で、カリウムが体内の余計なナトリウムを排出するサポートをしてくれます。飲み過ぎてむくみが感じられる朝などに柿を食べるとすっきりする、なんて話しもよく聞きますよね。

2)β-カロテン
β-カロテンはニンジンなどのオレンジ色の色素成分です。体の中の粘膜の潤いを保つ働きがあります。粘膜は体のあちこちにあります。例えば、鼻やのどの粘膜がしっかり潤っていると外からのウイルスや菌の侵入を防ぐことができるために免疫力UPに役立ちます。胃腸の粘膜の潤いを保つことで胃もたれや腸内を整える助けとなってくれます。お酒をたくさん飲まれる方やついつい食べ過ぎてしまう方は胃の粘膜が弱っている可能性もあります。日頃からβカロテンを摂取して、労わってあげることも大切です。また、細胞の粘膜を潤すことでお肌のハリや潤いを保つことができます。この時期気になる唇の乾燥にも必須栄養素です。

3)ビタミンC
一般の成人が1日に必要とされるビタミンCは100㎎です。柿には100gあたり70㎎ものビタミンCが含まれているため、柿1個(150~200g)で1日に必要なビタミンCを摂ることができます。ビタミンCは美肌には欠かせないビタミンとして有名ですが、そのほか免疫力UPにも役立ちます。喫煙(受動喫煙含む)やストレスによって体内のビタミンCは消費が早まってしまいますので、毎日忙しく過ごしている方や疲れやすい方にはしっかりと摂るべき栄養素です。ビタミンCは水溶性ビタミンといって水に溶けやすいという性質があります。そのため一度にたくさん摂ってもその時に使われなかった分は尿と共に体の外へ排出されてしまいます。ビタミンCを体に十分残しておくためには3食の食事できちんと野菜や果物などのビタミンCを含む食材を摂り入れましょう。おやつやデザートで柿を摂り入れるのもオススメです。

柿のおいしい食べ方、スムージーにも◎

柿は生のものをそのまま食べるのが一番フレッシュでおいしくいただけますが、干し柿はいわゆる「ドライフルーツ」ですので、持ち運びにとても便利です。
ダイエットを心掛けている人は、ドライフルーツの柿を携帯すると良いでしょう。
また、熟しすぎてしまった柿は牛乳やミカンなどとともにミキサーにかけてスムージーとしていただくと、とっても美味しくオススメです。

生ハムやクリームチーズなどの塩気のあるものとも相性が良いので、これからの時期ホームパーティの前菜としてもとても使いやすい食材です。
色味もとてもきれいなので食卓がぐっと華やかになります。

秋になったらなんとなく食べていた柿も実は美容と健康に必要な栄養素がたくさん含まれています。
そのまま食べるだけでなくアレンジもできる食材ですので、この秋は様々な食べ方方法で柿を食べてくださいね。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る