すごいぞ!味噌汁パワー

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すごいぞ!
「味噌汁パワー」

こんにちは!
管理栄養士の磯村です。
前回、朝ごはんの大切さについてお話させて頂きましたが、そこでオススメした「お味噌汁」についてさらに詳しくお話したいと思います。
昔から日本食の定番として親しまれてきたお味噌汁ですが、実はすごいパワーの持ち主なのです!

お味噌汁のココがすごい!

メラノイジンの働き
味噌に含まれる注目成分のひとつが「メラノイジン」です。
メラノイジンとは、味噌の「褐色」の成分で、アミノ酸と糖質が合わさって出来る物質です。(白味噌には含まれません。)
メラノイジンは強力な抗酸化作用があるため、デトックスや生活習慣病の予防に強い味方となります。
具材を変える
お味噌汁を毎日飲んでも飽きない理由。
そのひとつに「好きな具材を入れられる」ということが挙げられます。
定番の豆腐やわかめはもちろんですが、季節の野菜もたくさん入れて楽しむことが出来ます。
ジャガイモやさつまいもなどのイモ類に含まれるビタミンCは熱にも強い性質があり、さらには腹持ちもよくエネルギー源となりますのでお味噌汁の具材としてオススメです。
味噌の種類
味噌の種類も様々です。
白味噌や赤味噌、八丁味噌、麦味噌・・・など。
その種類を変えることによって味わいが変わるのもまた楽しみの一つです。
例えば、冬の寒い日は白味噌でこっくりと仕上げ、暑い日は赤味噌でさっぱりと仕上げる、という具合です。
温度
お味噌汁は基本的に温かい状態で飲むことが多いと思います。
食事の始めに温かいものを体内に入れることで、内臓が適度に温められ、消化酵素が働きやすい状態になります。
そして消化酵素がしっかりと働くことで栄養素の消化・吸収がスムーズになります。

これから暑い季節になると、ついつい冷たいものばかり食べたり、クーラーにあたって体が冷えやすくなったりするので、お味噌汁やスープなどの温かい汁物で内臓を温めることをオススメします。

昔からなじみのあるお味噌汁。
実はこんなにもすごいパワーがあるのです!
最近、お味噌汁作ってないなぁ・・・という方も、これを機会にぜひお味噌汁を作ってみませんか。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る