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目的別!体を温める
ホットドリンクの紹介

目的別!体を温めるホットドリンクの紹介

寒さが本格化してくるこの季節。気になるのはやはり「冷え」ではないでしょうか。そんな冷えを解消してくれる冬のアイテムといえば、ホットドリンク。最近は簡単に手に入るものも多く、選ぶ楽しみもあるかと思います。今回はそんな冬に飲みたいホットドリンクを健康美の観点からお伝えいたします。

体の冷えはなぜいけない?

最近は「身体を冷やさないようにすることが健康美には欠かせないポイント」と言われることも多く聞かれますが、なぜ身体を冷やすことはいけないのでしょうか。私たちの体温は36~37度前後の人がほとんどです。そしてこの体温を常に維持しようとするために身体は常にエネルギー生産を行って保とうとします。また、内臓にとっても37度前後が働きやすい環境となっています。

つまり、体温が低かったり、体が冷えたりする状態は、内臓の働きが鈍くなり、結果として代謝もスムーズにいかないためにエネルギー代謝がうまく行きづらいということになります。エネルギー代謝がうまく行かないと、体の隅々まで酸素や栄養の供給がうまく回らずに末端が冷える、血色が悪く、くすみが出やすい、疲れやすいといった体の不調につながりやすくなるのです。

身体を内側から温めるには?

手足が冷たいからといって、末端ばかり温めてもなかなか温まりません。大切なのは身体を内側から温めてあげるということ。身体を内側から温めるには、温かい食べ物や飲み物を摂り入れることがオススメです。

美容面でのオススメは甘酒!

冬のホットドリンクの定番ともなりつつある甘酒は健康美の強い味方です!甘酒には糖質の代謝を助けるビタミンB1、脂質の代謝を助けるビタミンB2、たんぱく質の代謝を助けるビタミンB6が含まれます。代謝が良いということは、食べたものを効率よくエネルギーに変えることができるので、疲れにくくなることにもつながりますし、体の隅々までエネルギーがきちんと行きわたることで血色の良いお肌へと導くことができます。

風邪予防や過食予防には葛湯!

葛湯の特徴は何といっても「とろみ」です。このとろりとした状態がお湯などのさらさらとした液体に比べて冷めにくくしてくれます。また体内でも急に冷えてしまうことなく、身体を内側からじんわりと温めてくれます。そのため、悪寒がしたときには葛湯がオススメです。とろみがあるため少量でも満腹感があるだけでなく、主成分が澱粉なので優しい甘さがあるのも特徴。ダイエット中の間食としてゆっくりいただくのもオススメです。

リラックス効果を狙うならホットレモネード!

ホットレモネードのポイントはなんといっても香りです。レモンは生の状態でも十分良い香りなのですが、温めることによって蒸気にのってより香りが立ちます。レモンをはじめとした柑橘類の香りは「リモネン」によるもので、リラックス効果があると言われています。そのため1日働いて疲れた時のブレイクタイムにオススメです。

アンチエイジングにはホット豆乳ココア

ココアの原料であるカカオにはカカオポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が高いのが特徴です。また、豆乳には大豆イソフラボンという、女性ホルモンと同様の働きをもつ成分が含まれているため、エイジングの強い味方となります。

体の芯から温まりたいときは+生姜で!

身体を温める効果で有名な食材といえば「生姜」です。生の生姜にはジンゲロールという辛み成分が含まれており、抗菌効果があるため、生魚に添えられることが多いのですが、空気に触れたり、加熱したりすることでとショウガオールという成分に変化して身体を芯から温める効果がある成分になります。

生姜は甘酒、葛湯、ココア、レモネードなどどんな食材とも相性が良いので、冷えが気になるときはすりおろして加えてみるのも良いでしょう。

いかがでしたか。寒い時期には気分や状態に合わせてぜひホットドリンクを楽しんでくださいね。

著者プロフィール

磯村 優貴恵

管理栄養士・フードコーディネーター・薬膳インストラクター。ダイエット専門のサロンでの食事指導を経験後、料理人として3年間飲食店の厨房に立つ。現在は料理と器の相性を大切にし、美味しく、健康的な料理の開発や執筆に携わる。プロフィールを詳しく見る