今すぐシナモンで始めよう!アンチエイジングの第一歩

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今すぐシナモンで
始めよう!アンチエイジングの
第一歩

みなさんアンチエイジングといえは、パックや化粧品、トマトのリコピンなどの食事から摂る栄養成分などを思いつく人も多いはず。ただし、どんなに良いモノを皮膚や口から摂取しても、それがきちんとした道を通って目的の場所に到達しなくては意味がありません。今日は、まずはその道を整えるべく!アンチエイジングの基礎となる「血管」にまつわる豆知識をご紹介します。

シワ、シミと血管の関係

『毛細血管とリンパ管』は酸素や栄養素の通り道で、さらに老廃物を排泄する大切な働きがあります。 その道が崩壊、または途絶えてしまっては、細胞に酸素や栄養が行き届かずダメージを受け、結果的にシワやタルミの原因にもなります。またお肌の代謝も下がり、シミもできやすくなるのです。 外側からのスキンケアも大事ですが、実は血管を守る事こそがアンチエイジングへの第一歩。厄介なことに一度老化した血管は、なかなか元へは戻らないからこそ、今すぐにでも実践してほしいのです。

血管の老化を抑えるには

通常は、Tie2(タイツー)といわれる血管内皮細胞にある受容体が働き、毛細血管の外側と内側の細胞をしっかり結びつけ、栄養素を漏らさず補給しています。しかしその受容体が加齢と共に鈍くなったりする事で結びつきが緩み、そこで毛細血管の内皮細胞と壁細胞の間に大きな隙間ができてしまうのです。すると栄養分や老廃物が漏れてしまい、シミやしわ・たるみが発生する原因にもなります。 要するにTie2を活性させ続けることができれば、血管の老化を抑えることができるといえるのです。

一日たったティースプーン1/3~1/4で土台作り

大阪大学の高倉伸幸先生によると「シナモンの成分である桂皮エキスが、血管の外側と内側の細胞をくっつけているTie2の活性化を促進して、毛細血管の構造を安定させる効果があり、シナモンを摂る事で血液の漏れを90%抑える事ができる」そう。シナモンは、ニッキとも呼ばれ、京都名物の「八ッ橋」にも含まれています。スパイスとしても有名なので、チャイやシナモントースト、アップルパイにもよく使われています。

ちなみに1日に0.6グラムのシナモンを取れば十分効果的との事。これはティースプーン1/3~1/4程度の量です。ご家庭ではミルクティーにシナモンパウダーを入れてみたり、リンゴやトースト、ホットケーキを焼いてシナモンをふりかけたり気軽にシナモンを摂ってみてはいかがでしょう。

ただし、シナモンの香りの成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることが近年わかってきました。食事からの摂取では特に過剰摂取は考えにくいと言われますが、サプリメントなどを摂った場合には過剰摂取に注意しましょう。また妊婦さんに関しては、ハーブが子宮へ刺激をもたらす場合もあるのでお医者さんに相談してみて下さいね。

皮膚から摂るシナモン術

インドのアーユルベーダや伝統中国医学では治療薬として活用されていたシナモン。食べるだけでなく、体の外側からも取り入れることができます。

私が大好きな美容法はシナモンと塩はちみつスクラブです。作り方も簡単!シナモン(小さじ1)とはちみつ(大さじ3)塩(大さじ3)を混ぜ、角質の気になる部分に使い、洗い流します。お好みによって、そのまま放置すると、パックにもなります。すると、しっとりすべすべの保湿された素肌になりますので、是非お風呂でお試しください。

お肌が敏感な時期は、塩の代わりに溶けやすいお砂糖を入れても、穏やかな角質除去効果を発揮してくれます。ご自分でアレンジしてチャレンジしてみましょう。

著者プロフィール

豊田 愛魅

東京家政大学卒業後、オーガニックカフェにて、管理栄養士としてメニュー開発を行う。その後実演販売、テレビショッピング・ラジオショッピングなどに出演。人に分かり易く伝える事を得意とし、その経験を活かし現在では、美容ライターとしてコラム執筆、ラジオ、雑誌、TVなど各種メディア出演・セミナーや講演・商品開発・タレントとしてMC、サロンモデル、雑誌モデルなど幅広く活動。
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